「革靴は疲れる」というイメージを持つ人は多いですが、実は選び方と正しい対策さえ知ればスニーカーのように快適に歩けます。本記事では、革靴が疲れる原因と、今日からできる疲れにくい選び方・対処法をまとめます。ビジネスマン・営業職・立ち仕事の方にも役立つ内容です。
革靴が疲れる原因は“サイズと構造”
革靴が疲れる理由のほとんどは次の4つです。
- サイズが合っていない
- 革底が硬く、重い
- 新品で靴がまだ馴染んでいない
- 精神的に疲れる
革靴は安価ではなく、革についた傷や皺は基本消えません(ケアによって傷を目立たなくさせることは可能です)。また、水にも弱いため気軽に履けないデメリットがあります。ただ、革靴好きになれば4のデメリットはなくなるので、実質3つと言ってもよいかもしれませんね。
疲れない革靴の選び方は?痛いときの対策は?
足の形に合ったブランド・サイズを選ぶ
疲れない革靴を選ぶには、まずご自身の足の形や特徴を知ることが大切です。
- 足幅は広い?狭い?
- 甲は高い?低い?
- かかとは小さい?大きい?
- 足の長さは?(スニーカーのサイズではなく、実際の足の長さ)
紐靴なら甲回りのサイズ調整ができますが、ローファーやパンプスなど甲の調整ができないものもあります。自分の足の特徴を知らないままだと、「とりあえずスニーカーより1cm小さいやつを選んで百均のパッドで耐え忍ぶ」というよくあるオチになってしまいます…。
ちなみに、現代日本人の足は甲が薄くて偏平足気味、かかとは小さい特徴があります。
もしここまで読んで「よく分からないわ…」と思ったら、とりあえず日本人向けに製作しているブランドで選ぶのが無難だと思います。
- REGAL
- HARUTA
- SCOTCH GRAIN(ラフィーネ)
- chausser
あたりが有名ですね。RAYMARや三陽山長も有名ですが、レディースは展開が少ないです。国産ブランドは日本人向けに製作しているので、合う確率が上がると思います。
海外ブランドに興味がある方は、アジア圏の革靴メーカーも狙い目です。個人的には台湾の林果良品がめっちゃ好き…!
疲れにくい製法を選ぶ
革靴には主に3つの製法がありますが、女性の場合「マッケイ製法」か「セメント製法」をおすすめします。
- マッケイ製法:軽くて返りが良く、初めての革靴にも最適
- セメント製法:スニーカーのような履き心地
- グッドイヤーウェルテッド製法:中底が足型に凹むので、フィット感が抜群
よく「靴を育てるならグッドイヤー一択!」みたいな意見もありますが、一概にそうとは言えません。グッドイヤーの特徴は、中底が体重によって沈み込み、足にフィットし、その結果他の靴では得られない履き心地の良さが生まれます。
しかし、中底が沈むには、ある程度の体重が必要です。男性ならともかく、体重の軽い女性の場合は、中底の沈みはあまり期待できません。期待できないどころか、グッドイヤーの靴は靴底が硬く屈曲性がないので、歩きづらいです。
一方でマッケイ製法やセメント製法は中底が沈むことはないですが、最初から歩きやすい特徴があります。オールソールできないじゃないか?という意見もあると思いますが、マッケイ製法は2~3回はオールソールが可能です。
※オールソールとは:すり減った靴底を新しいものに替えること
しかしそもそも、オールソールは1万円以上する修理です。値上げの時代ですから、靴を買う今よりも修理代が高くなっている可能性があります。新品を買ったほうが安いなんてことも…。
そうなってくると、安価で修理できる「セメント製法」のほうがコスパがいいと思えませんか?
私はセメント製法・マッケイ製法・グッドイヤー製法の靴を持っていますが、一番出番が多いのはセメント製法の革靴です。毎回感動するほど歩きやすいです。
痛いときはインソールを活用する
サイズ調整は「ハーフインソール」、踵の浮きは「タンパッド」で大体解決できます。足裏の痛みが気になる場合は、サポート力の高いインソールを入れるのもOKです。ただし、革靴がジャストサイズの場合は、できるだけ薄いインソールを選んでください。
その場しのぎの応急処置が目的なら百均でも大丈夫ですが、長期的に使うのであれば、ちゃんとしたものを選ぶことをおすすめします。
まとめ
「革靴=疲れる、痛い」というイメージがありますが、そのイメージを覆す革靴に出会った時の感動は何物にも代えがたいです。苦手なものを克服するのって素晴らしいですよね。ぜひご自身のライフスタイルや好みに合った革靴を選んでみてください。


